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1. |
いつも
03:36
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ただそこに居て そのままの姿で
特に変わることなく 期待するでもなく
ずっとあの頃のまま 時間が止まった様に
静かに囁いてた 曇り空が聴いていた
あきらめる事もなく
ふて腐れてもなく
見失うことなく
色褪せることなく
そうだ いつも
優しい場所からしか生まれない
そうだ そうだ
自由だけの歌が素晴らしい
そうだ いつも
明日を歌う君は素晴らしい
そうだ そうだ
愛しく響く声は美しい
求められることなく
愛されることなく
忘れられることなく
飽きられることなく
そうだ いつも
優しい場所からしか生まれない
そうだ そうだ
自由だけの歌が素晴らしい
そうだ いつも
楽しい言葉しか聴こえない
そうだ そうだ
涙を拭いた後に笑いたい
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2. |
のこす
04:32
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言葉奪われ声失い
前は嘘で見えなくなる
僕らいよいよあと僅かさ
君ももともと人でなしさ
悔しさだけで生きてくとか
寂しさだけで消えてくとか
無駄でつまらない理由だけで
すり減らすのが「らしさ」だから
消える君を誰もみんな 気づかないから 探さないから
消える前は誰も僕ら 見えてないから 聞こえてないから
残す 今を 出会えるその時が来るまで
そんな心 黒で隠しながらね
残す そうさ 見つかるその時が来るまで
そんな酷い歌でごまかしながらね
やがて朽ち果て細かくなり
僕らの姿は風になっても
見つかるだろう生きた証
僅かな隙間にきらり残る
消える君を誰もみんな 解らないから 悲しくないから
消える前は誰も僕ら 歌えないから 届かないから
残す 今を 出会えるその時が来るまで
そんな心 白で洗いながらね
残す そうさ 見つかるその時が来るまで
そんな歌で 今をごまかしながらね
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3. |
るてん
04:06
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元から僕らは7つのその中の一つ
少しも寂しくなんてなかった
あなたは僕の一部だったから
長い時を経てばらばらになった
欠けてたところを埋められるように
世界を探すよ 気づかれるように
覚えているのは大きな目印
知らないはずのリズム
隠されたメロディー
気づいてるはずさ
覚えてるはずさ
何度も聴いた風の遠吠え
ある朝夢から醒めたらお互いの場所は
この星の表と裏側だったけど
心の耳を 懐かしい香りを
澄ましてみるんだ 感じてみるんだ
はじめてなのにずっと昔から
そんな気がするのはどうしてなのか
教えてあげるよ 僕らは前から
同じ時間だった 同じ音だった
こんなに真っ直ぐ
溢れてしまうのは
おかえりを言われたからなんだ
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4. |
めざめ
03:09
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退屈1000を数えたら
憂鬱1000を連れてきた
共感1000を集めたら
純粋1000を失った
何かを得るその度に大きく
失われてく夢
友情1000を求めたら
愛情1000を空にした
情熱1000を注いだら
娼嫉1000を受け止めて
全て見失いそうになる前に
形作られる夢
いのちはどこから何処へと向かうの
全ての答えはこころが知ってる
さあ手をつなごう怖くは無いよ
待ってたこの時
あたらしい めざめ
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5. |
かおり
05:11
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その目で味わう音 耳で観る形
光を転がす舌 色に触れる身体
少しだけ良く解る 少しだけずれている
少しだけ明るくない 皆少しだけ
鼻に香る想い 灰色の優しさ
指先触れる甘み 黄金色の痛み
歌うんだこれからも 歌ってるんだ小さく
歌うんだいつだって 複眼の上で
解けるかな
乗れないバス 遠い子供の声
水溜り
乾いた雲 逃げてゆく透明
気づくかな
虹色の翅 膨らんでく木洩れ日
青い夜道 瞼の上の赤
本当が大きすぎた だから口を閉ざした
絵空事 夢物語 誰も信じてくれない
どれくらいの言葉なら 幾つの歌なら
何かに気づくかな 何かを思い出すかな
歌うんだ僅かでも 歌ってるんだ今でも
歌うんだ明日を見て 未だ出会わないだれかへ
あなたもこのわたしも あの木々もみんな
すべては震えてるんだ 大きく揺れているんだ
ほどける謎 整いだす水滴
柔らかな星 あふれ出す偶然
罅割れた艶 根を伸ばす夕焼け
逆さまの道 歩き出す閃き
涙の理由 ぬくもりの仕組みを
思い出すまで 何度でも歌おう
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6. |
とじる
04:12
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最後の心が折れた音
あなたの扉が閉じた音
壁の向こうから聞こえてた
声をかけられないまま
人より解りすぎるあなた
色んな事に気づくあなた
汚れた言葉の洪水に
暗く深く溺れてく
ほかの誰か傷つけてまで
誇る強さなんて要らないよ
涙の跡解らない様な
強さなんて
そんなのは要らないよ
誰の心にも残らない
居てもいなくても変わらない
ペットボトルより透明な
窪んだ歌を転がす
玄関先の靴の山に
ありもしない場所探すけれど
何故だかサヨナラ溢れて出て
ドアを開けて逃げ出した
想い乗せた静かな歌は
かき消されて未だ聞こえないよ
自分にさえ嘘付いて今日も
もがいてる
昨日と同じ場所で
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7. |
なまえ
05:14
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初めて会ったあなたを
音も知らず迷うあなたを
その顔見ただけで
その声を聞くだけで
なんて呼ぼうかな
予めはこの際気にしないで
なんて呼ぼうかな
毎日が楽しくなるように
潰さず瞑ろう あなたのため
怒らず踊ろう 明日のため
篭らず壊そう 自由のため
埋まらず歌おう 生きてくため
焦らずに
やっと慣れてきたあなたを
久しぶりに笑うあなたを
瞳をただ見ただけで
その指に触れただけで
なんて呼べるのかな
これまでの日々を思い出して
なんて呼ぼうかな
たくさんの事思い出せるように
ずっと知らないままで良いかもね
呼ばれなくても寂しくないならね
相応しいのはそんな簡単じゃない
今すぐになんて出てこない
嵌らず放とう 誰かのため
怯まず光ろう 世界のため
滅ばず誇ろう 自由のため
怨まず歌おう 輝くため
諦めずに
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8. |
みがく
04:13
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何もない新しい部屋
そこへ 鉢植えをひとつ
味気ない テーブルの上
夕日が 華やかさを添える
思い入れさえそこにあるなら
価値なんてなくていい
この世界にひとつ
育てたデニムやレザーのように
一つ一つはやがてぼくらのものに変わる
何も忘れないよ
鮮やかな色も
心の形も
何も忘れないよ
出会った景色も
小さな言葉も
何も捨てないよ
誰かの思いも
書きかけの歌も
何も捨てないよ
膨らむ気持ちは
増やし続ければ良いから
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9. |
だれか
04:04
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誰かの影を気にしていた
罪の重さなど
何も気にすることは無かった筈なのに
怖かった
やがて壊れて行く君を
ここで眺めてる
つい つい
止め処なく堪らなく熱くなる胸の奥響く声
もしも 戻れるなら 治せるなら
まだ聴こえる 一番良い日のこと
おもいだす 明日のこと
色んな歌 浮かべて 飛ばして 弾けて
よあけまで 思っていた
目を瞑って
ただ音そのまま身を任せたら
ほんとの事 隠さないで
解りあえる
いいや
解ったような振りで良い
めざめたなら いつも
楽しむだけ すぐに
まちわびてた
全ての 輝く夢色に
始まって行く
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